2022.11.09 09:54
ウクライナの貨物機「夢」復活へ 世界最大、再建計画
2008年、ウクライナ・キーウで開催された航空イベントで飛行するアントノフ225「ムリーヤ」(タス=共同)
【ベルリン共同】ウクライナに侵攻したロシアにより、2月下旬に破壊されたウクライナの世界最大の貨物機アントノフ225「ムリーヤ」の再建計画が進められていることが9日までに、分かった。米ブルームバーグ通信が8日報じた。
ムリーヤはウクライナ語で「夢」の意味。宇宙船などを運ぶ目的でソ連時代に設計、開発され、全長84メートル、幅88メートルでエンジン6基を備えていた。侵攻直後にロシア軍が、首都キーウ(キエフ)近郊のホストメリ空港を攻撃。格納庫で修理中のムリーヤは大破した。
ウクライナ国営の航空機メーカーが、フェイスブックで再建への設計作業を始めたと明らかにした。