2022.11.07 17:47
停電継続、450万人以上に影響 キーウ市長、「一時退避」に言及
6日、キーウの停電の暗がりの中で浮かび上がる観覧車(AP=共同)
【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は6日のビデオ演説で、首都キーウ(キエフ)と6州で計画停電が行われ、450万人以上に影響したと述べた。停電の大半が首都とその周辺と説明。キーウのクリチコ市長は5日のテレビ番組で、完全な停電や断水といった最悪の事態となれば、一時的退避もあり得るとの考えを示した。
クリチコ氏は「敵は町に暖房や電気、水がなくなり、われわれが死ぬようにあらゆる手を尽くしている」と指摘。市当局は「あらゆるシナリオに備えている」と説明し、市民に飲料水や食料の備蓄を呼びかけた。市内に100カ所の「暖房シェルター」を設置する方針も発表した。