2024年 04月29日(月)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知新聞PLUSの活用法

2022.11.03 08:20

事業者らデジタル化の利点学ぶ 高知市でDX推進セミナー

SHARE

県内企業がDX推進の取り組みを紹介したパネル討議 (高知市追手筋2丁目のオーテピア)

県内企業がDX推進の取り組みを紹介したパネル討議 (高知市追手筋2丁目のオーテピア)

 デジタル技術やデータを使って企業の生産性や付加価値を高める「デジタルトランスフォーメーション(DX)」を学ぶ高知県内中小企業向けセミナーが1日、高知市のオーテピアで開かれた。県内事業者ら80人が参加し、DX推進のメリットやデジタル対応について知見を深めた。高知新聞社の主催。

 セミナーでは四国経済産業局の担当者が、中小企業がDXを推進する意義や、来年10月に導入される「インボイス(適格請求書)制度」を踏まえた補助金制度などを解説した。

 また、パネルディスカッションでは、実際に県内でDX推進に取り組んでいる城西館(高知市上町2丁目)と和光商事(同市南久保)、IT導入の支援事業者として四国銀行の各担当者が登壇した。

 城西館は顧客データの一元化や社内コミュニケーションのツール導入を紹介。「従業員のITリテラシーが向上し、スタッフが能動的に課題解決に取り組んでいる」と述べた。

 DX推進に後ろ向きな従業員への説得に苦労したと話し、「会社の利益や生産性向上だけでなく、従業員個人のストレス軽減に注目して、何が不安なのかをしっかり聞くことが大事だ」と強調した。

 養殖魚販売などを手掛ける和光商事は、船の上で出荷伝票を共有できるアプリの導入などを報告し、「業務の属人化を排除することができ、効率が上がった」とメリットを説明。四国銀行は「属人化の排除は地方企業にとって鍵になる。コロナ禍で仕事の環境が変化する中、デジタルの力で業務が効率的に継続ができ、従業員の満足度向上につながる」と話した。(高井美咲)

※【動画】セミナー内容は下記よりご覧いただけます
第1部①講演「経済産業省のデジタル化推進施策について」
第1部②パネルディスカッション「我が社はDX推進でこう変わった!」
第1部③解説「IT導入補助金の概要と活用方法」
第2部プレゼンテーション①「デジタル化・DX支援体制のご紹介」
第2部プレゼンテーション②「マネーフォワードが目指す金融サービスの共創」

高知のニュース 高知市 高知の企業 IT・デジタル・ネット

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月