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2022.11.03 08:37

美しい花に娘の名を...高知県土佐町育ちのユリ「みもり」にオランダ国際園芸博特別賞 花卉農家・上田さん

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ユリを栽培するビニールハウスでトロフィーを手に喜ぶ上田裕介さん。夏でも涼しい高地で育てることで質の高いユリができるという(土佐町地蔵寺)

ユリを栽培するビニールハウスでトロフィーを手に喜ぶ上田裕介さん。夏でも涼しい高地で育てることで質の高いユリができるという(土佐町地蔵寺)

 花の品質や美しさなどを競う世界大会「アルメーレ国際園芸博覧会」(フロリアード2022)が4~10月にオランダで開かれ、土佐郡土佐町の花卉(かき)農家、上田裕介さん(44)が長女の名前を付けて栽培しているユリ「みもり」が特別賞に輝いた。同賞を受けた13人のうち、ユリの生産が盛んな同国以外からの受賞は上田さんのみ。「娘の名前と同じユリで受賞できたことが何よりもうれしい」と喜んでいる。

 同大会は10年に1回開催。今年は期間中に計13回のコンテストが開かれ、毎回各部門ごとに国際園芸家協会が審査した。今回上田さんが受賞した「フロリアード・エクセレンス・アワード」は、オランダでは非常に栄誉がある特別賞。審査部門とは別に、将来性やユニークさなどに秀でた花が、コンテスト1回につき1品種選ばれる。

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