2022.11.01 18:02
「ズッコケ」50巻を点字化 広島の団体、データ寄贈
「ズッコケ三人組」の点字図書を発表した「つぼみ」代表の庄美千代さん=1日午後、広島市
広島市の点字ボランティア団体「つぼみ」が、昨年亡くなった地元出身の児童文学作家那須正幹さんの人気シリーズ「ズッコケ三人組」全50巻の点字図書を製作し、1日の日本点字制定記念日に合わせて発表した。つぼみ代表の庄美千代さん(73)は「視覚障害がある方に読書の楽しみを届けたい」と話した。
支援した広島西南ロータリークラブの会合で発表した。つぼみのメンバー約20人が2016年から点訳を進めていた。点字専用プリンターで印刷できるデータも作り、広島県立広島中央特別支援学校や、佐伯区社会福祉協議会を通じて希望する個人に寄贈する。