2022.10.30 16:45
本場ウクライナ食味わって 避難女性が提供、横浜
ウクライナ料理を振る舞うリリア・コロモエツさん(左)=30日午後、横浜市中区
「日本でも本格的なウクライナ料理を味わってほしい」。ウクライナ東部ドニプロから避難した女性が家庭料理を振る舞う会が30日、横浜市中区で開かれた。ボルシチやビーツと魚のサラダのシュバといった伝統料理は、どれも野菜がふんだんに使われた優しい味わい。限定50食は約3時間で完売した。
主催者の一人、リリア・コロモエツさん(45)はウクライナで幼稚園の給食をつくっていたが、今年4月、娘と一緒に着替えも持たないまま日本へ避難した。「毎朝携帯電話で故郷のニュースを見て泣いている。現地にいる家族や友人が心配で、帰りたいが危険すぎる」と話す。