2022.10.29 11:46
首里城再建に向け「木曳式」 火災3年を前に、正殿の材木運ぶ
沖縄県国頭村で始まった、首里城正殿の再建に使う材木を運ぶ「木曳式」=29日午前
首里城(那覇市)の正殿など6棟が全焼した2019年の火災から31日で3年になるのを前に、正殿の再建に使う材木「オキナワウラジロガシ」を那覇まで運ぶ行事「木曳式」が29日、沖縄県北部の国頭村で始まった。
材木を載せた車は、11月3日の起工式に向けて本島を縦断するパレードを実施。国頭村で切り出された材木は、長さ約9m、重さ約4トン。正殿で玉座上の梁に使われる見込み。
パレード出発前のセレモニーでは伝統芸能「国頭サバクイ」の歌と踊りが披露された。「エイヨーエイヨー」のかけ声に合わせ、観客の手拍子と指笛が響いた。
県によると正殿は26年度中の完成を見込んでいる。