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2022.10.29 08:37

高知国体20年の遺産は… 各競技の「その後」に明暗

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 2002年に開かれた「よさこい高知国体」。20年前の今ごろは県内各地で、全国から集まったトップアスリートや、地元での晴れ舞台に闘志を燃やす県勢選手らが熱戦を繰り広げていた。

 高知県は、1度目の東京オリンピックがあった1964年から続いていた開催県の天皇杯得点1位が途切れる10位となったが、同時に、本県の過去最高成績でもあった。地元国体に向けて各競技団体が知恵を絞り、選手や指導者を県外から招いたり、競技施設などの環境整備に県を挙げて力を注いだりした結果だった。

 それから20年。勝利の喜びに県民が沸いた、あの競技は、果たしてどうなったのだろうか。地元国体の「遺産」を生かして力を伸ばし続けている競技もあれば、苦戦を強いられている競技もある。当時、取材に当たった運動部記者がいくつかの競技の「その後」を探った。

「日本一」飛び越す活躍
 高知国体から4年後の06年、6月14日付の本紙夕刊に「広がれ! レスリングの輪」の見出しで、高知市内の少年レスリングクラブを紹介する記事が載った。子どもたちに教えていたのは当時、中芸高教諭だった桜井優史さん(現・高知南高教諭)。香川出身で大学卒業後、国体開催に向けて指導者を探していた本県の教員となり、8年が過ぎていた。

レスリング成年男子グレコローマン54キロ級決勝で奮闘する桜井優史=下。選手として準優勝の高知国体後、指導者として花開く(02年10月30日、宿毛高)

レスリング成年男子グレコローマン54キロ級決勝で奮闘する桜井優史=下。選手として準優勝の高知国体後、指導者として花開く(02年10月30日、宿毛高)

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