2022.10.27 22:10
米GDP7~9月期、2・6%増 3四半期ぶりプラス、輸出伸長
米イリノイ州グレンビューの食料品店で買い物をする人たち=7月(AP=共同)
【ワシントン共同】米商務省が27日発表した2022年7~9月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は、年率換算で前期比2・6%増だった。輸出や政府支出が伸び、3四半期ぶりのプラス成長。GDPの約7割を占める個人消費は減速した。
金融市場の事前予想の2・4%増は上回ったが、記録的な物価高騰や、それに対応するための大幅利上げに、ロシアのウクライナ侵攻の長期化などが重なり、景気の先行きは厳しそうだ。
個人消費は1・4%増となり、4~6月期の2・0%増から減速した。金利上昇を背景に住宅投資は26・4%の大幅減だった。