2022.10.25 11:08
教団調査へ新基準議論、文化庁 専門家会議、次回に方向性
文化庁が開いた、宗教法人法の調査権限行使の新基準などをまとめる専門家会議=25日午前、文化庁
文化庁は25日、宗教法人法に基づく世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の調査に向け、基本的考え方や調査権限行使の新基準をまとめる専門家会議の初会合を開いた。11月8日の次回会合で基準の方向性を確認する見通し。その後、文化庁が同法に定められた「質問権」活用の手続きを進め、年内にも調査に着手する。
文化庁の合田哲雄次長は初会合で「本件の重大性と緊急性を踏まえ、さまざまな角度から審議してほしい」と説明。議論と並行して旧統一教会への調査項目を検討していく方針も示した。
専門家会議は宗教や法律の研究者、全国的な宗教法人の幹部や関連団体役員ら計19人で構成している。