2022.10.25 08:24
土佐大正駅にレンタル売店 協力隊員らケーキなど販売 四万十町、出店者募る
「駅ナカレンタル売店」のプレオープンでシフォンケーキを売る西村咲希さん(四万十町のJR土佐大正駅)
同駅は予土線が全通した1974年に建てられ、83年に無人化された。89年に駅舎が改修され、観光物産センターも営業していたが、10年ほど前に閉店。駅舎が再び老朽化する中、今年6月には協力隊や地元の大工らで天井のリノベーションなどを施した。構内には誰でも弾ける「駅のピアノ」も置かれている。
レンタル売店は構内の空きスペースを活用。まず協力隊の西村咲希さん(30)が他の隊員らに呼びかけ、29日から土曜の奇数日を中心に手作りの食品などを販売する。
15日のプレオープンでは、西村さんがシフォンケーキをかつての切符売り場に並べ、1個250円で販売。観光列車「しまんトロッコ」の乗客も立ち寄り、約30個が完売した。29日はクロワッサン、11月5日にはコーヒーを販売する予定(いずれも午前11時~午後2時)。
11月以降は、町大正地域振興局が飲食や雑貨などの出店者(営業許可が必要)を募る。出店は曜日を問わず1日のみでも可で、利用料は1日500円(午前7時~午後7時)。1週間前までに申し込む。
西村さんらは「いろんな人に出店してもらい、駅や周辺の活性化につなげたい」と売店活用を呼びかけている。問い合わせは同振興局(0880・27・0111)へ。(小林司)