2022.10.22 18:13
被害者遺族がサッカー観戦 ルヴァン杯、警視庁ら招待
東京・国立競技場のピッチ見学で、Jリーグ職員の説明を聞く高田暖君(右)=22日午前
犯罪や交通事故で家族を失った子どもや保護者10組27人が22日、東京・国立競技場でサッカーJリーグのYBCルヴァン・カップ決勝、C大阪―広島戦を観戦した。警視庁犯罪被害者支援室がJリーグなどの協力を得て招待した。
子どもたちは試合前にピッチを見学し、場内を一周しながら芝の感触を確かめたり、記念撮影をしたりしていた。試合は広島が2―1で勝利した。
自身もサッカーをしている小学6年高田暖君は2018年に交通事故で家族を亡くした。「プロのプレーを近くで見られてうれしかった。周りをよく見ながら声をかけてパスしていた。自分のプレーに生かせると思う」と笑顔だった。