2022.10.22 16:05
知床沈没事故、23日で半年 日々増す会えない苦しみ
今も行方が分からない7歳の息子と元妻の帰りを待つ男性=21日、北海道内
20人が死亡、6人が行方不明となっている北海道・知床半島沖の観光船「KAZU 1」沈没事故は23日で半年になった。なお行方が分からない小学2年の息子(7)と元妻(42)の帰りを待つ男性(50)=十勝地方在住=が22日までに取材に応じ「日に日に会えない苦しみが増している。人生が大きく変わり、生きる気力がなくなった」と胸の内を明かした。
「みんなに使ってもらった方がきっと喜ぶ」。男性は先月、2人が暮らしていた隣町の住宅を整理し、息子のおもちゃや本を通っていた学童保育施設などに全て寄付した。子どもたちの喜ぶ姿に久々に心が和らいだ。