2022.10.21 09:42
警察庁、要人警護の専従課を新設 11月、人員拡充し体制強化
警察庁は21日、安倍晋三元首相銃撃事件を受け、同庁警備局警備運用部内に、皇室の警衛や要人警護に専従する課を11月1日に新設すると明らかにした。銃撃事件を契機に制定した警護要則に加え、組織再編や人員の拡充、ドローンや人工知能(AI)といった先端技術の活用の検討を進め、さらに体制強化を図る。
警察庁によると、11月から組織再編を実施。これまでは警備運用部警備1課内の警衛室、警護室が担当したが、両室を合わせ「警備2課」として独立させる。定員は50人。課内に「警衛指導室」「警護指導室」を置く。