2022.10.21 08:39
9月の消費者物価3・0%上昇 31年ぶり、円安進行と資源高で
総務省=東京都千代田区霞が関
総務省が21日発表した9月の全国消費者物価指数(2020年=100、生鮮食品を除く)は、前年同月比3・0%上昇の102・9だった。消費税増税の影響を除くと、1991年8月以来31年1カ月ぶりの伸び率となる。上昇は13カ月連続。円安進行とロシアのウクライナ侵攻による資源高で、輸入物価が高止まりしていることが影響した。
生活必需品を中心に値上げが相次ぎ、政府と日銀が掲げる2%の物価上昇目標を6カ月連続で超えた。賃上げが追い付いておらず、家計の購買力は削られている。消費税増税の影響を含めた伸び率は2014年9月以来8年ぶりの水準となる。