2022.10.20 18:36
記録08~19年に廃棄か 神戸連続児童殺傷で家裁
神戸家裁=20日午後
神戸市で1997年に起きた連続児童殺傷事件で、当時14歳で逮捕された少年の審判の処分決定書など全ての事件記録について、神戸家裁が「事件簿」と呼ばれる書類の保管状況などから2008~19年に廃棄したとみられることが20日、家裁への取材で分かった。神戸家裁は記録廃棄の経緯に関し「仮に当時の職員に聴取したとしても個人の見解の範囲にとどまると考える」などと調査に否定的な姿勢を示した。
愛知県や長崎県で起きた他の複数の重大少年事件でも同様に各地の家裁が事件記録を廃棄していたことが各家裁への取材で判明。各家裁は廃棄の理由を「不明」や「調査中」などと説明している。