2022.10.19 17:30
海保、大型無人航空機の運用開始 洋上監視強化、青森に拠点
海上自衛隊八戸航空基地で離陸前の大型無人航空機シーガーディアン=19日午後、青森県八戸市
海上保安庁は19日、米ジェネラル・アトミクスの大型無人航空機シーガーディアン(MQ―9B)1機の運用を始めた。午後3時15分ごろ、拠点となる青森県の海上自衛隊八戸航空基地を離陸。海洋監視業務を中心に、海難や災害への対応にも従事させる狙いがある。
海保の石井昌平長官は19日の定例記者会見で「高い監視能力に加え現場の状況をリアルタイムで共有できるのが強みだ。十分な安全対策を講じ、海洋監視の強化に取り組む」と期待を寄せた。
海保によると、操縦と整備は外部に委託し、海上保安官20人態勢で運用指示や情報分析を担う。全長11・7メートル、幅24メートル。