2022.10.19 16:00
東京円下落、149円41銭近辺 32年ぶり円安水準更新
円相場の推移(対ドル、東京市場)
19日の東京外国為替市場の円相場は一時、1ドル=149円41銭近辺を付け、バブル景気終盤の円安局面だった1990年8月以来、約32年ぶりの円安ドル高水準を更新した。米連邦準備制度理事会(FRB)が大幅な利上げを続ける方針を示す一方、日銀は大規模な金融緩和を維持する姿勢を崩していない。日米の金融政策の違いが浮き彫りになる中、円を売ってドルを買う動きが優勢となった。
午後3時現在は前日比35銭円安ドル高の1ドル=149円30~31銭。
鈴木財務相は19日、円安進行への対応に関して「従来通りの考えでしっかりと対応する」とし、再度の為替介入の可能性を示唆した。