2022.10.18 22:37
米金融大手、全6社減益 景気後退の懸念拡大
【ニューヨーク共同】米金融大手6社の2022年7~9月期決算が18日、出そろった。6社全ての純利益が前年同期と比べ減少した。米景気後退への懸念が拡大し、融資の焦げ付きに備える貸倒引当金の積み増しにより利益が圧迫された。米国の金利上昇を背景に利ざやは改善した。
最大手のJPモルガン・チェースは前年同期比17%減の97億3700万ドル(約1兆4500億円)だった。貸倒引当金などの不良債権処理費用を15億ドル計上した。物価高や、物価抑制のため米連邦準備制度理事会(FRB)が進める利上げの影響を理由に挙げた。