2022.10.18 18:29
電子基準点9カ所誤りか 測量に使用、国土地理院
国土地理院は18日、測量や地殻変動の観測に利用する「電子基準点」の標高のデータが、青森など8県9カ所で最大約5センチ誤っていた可能性があると発表した。国土地理院はホームページでのデータ公開を停止し、道路やダムなど公共物の測量への影響を調べる。
電子基準点は、国土地理院が約20キロ間隔で全国約1300カ所に設置。衛星が発した電波をアンテナで受信し、基準点の位置を緯度、経度、標高の3次元で測定する。位置を解析し、地震の影響調査などに役立てている。
データが誤っていた可能性があるのは、2013年4月以降の約4~9年間で地点ごとに異なる。