2024年 05月13日(月)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知新聞PLUSの活用法

2022.10.19 08:40

「非日常を味わえる」組子細工のトンネル登場 土佐の匠・浜中さん作品展 高知県宿毛市

SHARE

新作の「組子トンネル」と浜中伸也さん。組子細工を内側から楽しむことができる(宿毛市の宿毛まちのえき林邸)

新作の「組子トンネル」と浜中伸也さん。組子細工を内側から楽しむことができる(宿毛市の宿毛まちのえき林邸)

 高知県宿毛市押ノ川の組子細工作家、浜中伸也さん(42)の作品展が宿毛まちのえき林邸(同市中央3丁目)で開かれ、幾何学模様の装飾が施された35点が来場者を楽しませている。30日まで(月曜休館)。

 組子細工は、厚さ数ミリの薄い木材をかみ合わせて作る精巧な装飾技法。独学で技術を磨いてきた浜中さんは昨年度、県の「土佐の匠(たくみ)」に認定された。

 会場には、今夏のよさこい鳴子踊り特別演舞にも使われた「よさこい地方車」など大小さまざまな作品がずらり。いずれも麻の葉文様や、伝統図柄「束ねのし」などの縁起物が施され、木の色や組み目の細かさを変えて立体感を演出している。

 屋外には新作の「組子トンネル」を展示。組子細工の要領で木材を組み上げた長さ6メートル、高さ2・5メートルのトンネルは中に入ることもでき「非日常を味わえる」作品に仕上げた。

 浜中さんは「距離や角度で見え方が変わり、目の錯覚を誘うものも多い。遊び心を感じてほしい」と話していた。入場無料で午前9時~午後5時(30日のみ午後3時まで)。問い合わせは林邸(0880・79・0563)へ。(坂本出)

高知のニュース 宿毛市 催事・イベント 美術・アート

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月