2022.10.17 19:06
痛みや不安和らぐロボット開発 筑波大「多忙な現場に」
筑波大のチームが開発したロボット「Reliebo(リリーボ)」(筑波大提供)
手にはめると優しく握り返すような動きをして、注射などの痛みや不安を和らげるロボットを開発したと、筑波大の田中文英准教授らの研究チームが17日、発表した。
痛みを和らげるために身体をさする行為は看護や介護の現場で日常的に行われ、その効果も研究されている。田中さんは「人にさすられるのと近い効果を生んだ可能性がある。多忙な現場で役立てたい」と話している。
ロボットはこぶし大で、ぬいぐるみのような生地で覆われている。手に巻き付けて握ると、胴体に内蔵されたエアバッグが反応し、握り返されたような感覚が得られる。
愛称は「Reliebo(リリーボ)」。