2022.10.15 08:37
【写真特集】「一番、最高のチーム」高知ファイティングドッグス、13年ぶり年間王者
13年ぶりに四国王者に輝いた。記念撮影でもあふれんばかりの笑顔がはじけた
苦しさも悔しさも分かち合った仲間たち。チャンピオンシップ(CS)2連勝で総合優勝が決まった瞬間、喜びを爆発させた(9月24日、徳島市のむつみスタジアム)
四国アイランドリーグplusの2022年シーズンで、13年ぶりに総合優勝を果たした高知ファイティングドッグス(FD)。前期優勝の喜びがあった。後期は13連敗を喫する苦しみもあった。それら全てを団結して乗り越える、チームの強さが輝いていた。
リーグ最少失点だった投手陣は、エース平間を中心に粘り強い投球で試合をつくった。攻撃陣は打率こそリーグ3位と伸び悩んだが、安打数同2位の有田を筆頭に、ここぞという場面でしっかり決めてくれる頼もしさがあった。「特別な誰か」はいない。それでも、攻守で互いに鼓舞し合い、チームで一つとなって戦った結果が「年間王者」の称号をもたらした。
前期を制した。総合優勝も果たした。残るは一つ、日本一―。来季の今頃はきっと、全国王者となった姿をファンに見せてくれるに違いない。
文・平野愛弓
写真・佐藤邦昭 山下正晃
CS1戦目、先制のソロホームランを放った桑原潤也三塁手。この一本がチームを勢いづけ、総合優勝まで一気に駆け抜けた(9月23日、高知球場)
CS2戦目に先発した釜谷竜哉投手。7回を2安打10奪三振無失点に抑え、優勝の立役者となった
CS2戦目で先制のホームを踏んだ西川洸・二塁手。俊足を生かした盗塁で、総合優勝を決める決勝点を引き寄せた
チームの大黒柱として引っ張り続けたサンフォ・ラシィナ主将=手前左=と、最優秀防御率と最多勝に輝いたエース平間凜太郎投手=同右。FDに欠かせない大きな存在だった