2022.10.15 08:35
51校45チームが頂点へ熱戦 第29回高知県中学サッカーあす10/16開幕
16日は1回戦13試合、22日に2回戦16試合、23日に3回戦8試合を行う。ここまでは4会場で実施。準々決勝は29日に春野中と伊野中で各2試合、準決勝は30日にスポーツパークさかわ、決勝は11月12日に春野陸上競技場で行う。
有観客で開催。受付で検温や手指の消毒など、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を徹底する。
今夏、全国中学校体育大会(全中)に初出場して1勝を挙げた中村と、春季大会を制するなど地力がある高知が優勝候補の双璧。この2チームは準決勝で当たる可能性がある。ブロックごとに展望する。
【第1ブロック】高知 自在なパス
高知が抜けている。クローバーリーグ四国では試合数が少ない中で5位。CB横田やFW松田が起点となり、自在のパス回しから得点を狙う。続くのは南海と三里か。高さのある南海はセットプレーに強く、スピードもある。丁寧にパスをつなぐ三里はFW堀口が得点源。
【第2ブロック】中村 攻撃力随一
四国王者の中村が最有力。吉本、立石、笹村、戸田ら身体能力の高い選手がそろい、縦の速さを基調とした攻撃力は県内随一だ。まとまりのある旭と、ゲームコントロールにたけたFW山下が軸の清水丘・安芸の対戦は1回戦屈指の好カード。春季4強の朝ケ丘や同8強の学芸も力がある。
【第3ブロック】明徳 高い技術力
春季準優勝、県総体4強の明徳義塾が群を抜いている。技術力は県内でもトップレベルで、守備もMF下元を軸に安定。素早い攻守の切り替えからゴールを狙う。県総体8強の香長、170センチ台の選手を複数擁する中村西がどこまで食らいつけるか。
【第4ブロック】土佐 強固な守り
全中出場を果たした土佐が一歩リードする。準優勝した県総体、四国総体では、いずれも決勝で中村にゴールを許したほかは無失点。「11人で守る」という意識が徹底された守備は堅い。主将山中を筆頭に高さのある県総体8強の清水、チームワークが良い春季8強の佐賀が追いかける。