2022.10.13 16:53
将棋の里見、女性初の棋士ならず プロ試験で不合格、0勝3敗
プロ棋士編入試験の第3局で狩山幹生四段(右)と対局する里見香奈女流五冠=13日午前、大阪市の関西将棋会館(代表撮影)
将棋の里見香奈女流五冠(30)は13日、大阪市の関西将棋会館でプロ棋士編入試験5番勝負の第3局に臨み、狩山幹生四段(20)と対戦して敗れた。里見五冠は第1、2局に続いて敗れ、対戦成績0勝3敗で不合格となり、女性初の棋士誕生はならなかった。
試験は新人棋士5人と対局して3勝するとプロの四段、3敗すれば不合格となる。
現行制度の受験者は今泉健司五段(49)、折田翔吾五段(32)に続いて3人目で、女性では初めてだった。里見五冠は5月に公式戦の直近の成績を10勝4敗とし、棋士編入試験を受ける資格を得ていた。今後、試験資格を獲得した場合は再び受験することができる。