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2022.10.13 08:45

「OMO7高知by星野リゾート」2023年4月開業 旭ロイヤル引き継ぐ

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 星野リゾート(長野県軽井沢町)は12日、旭食品(南国市)から事業を引き継ぐホテル日航高知旭ロイヤル(高知市九反田)について、来年4月に観光客向けの「OMO7(おもせぶん)高知by星野リゾート」として開業すると発表した。ガイドブックに載っていないような魅力的な施設やグルメを巡るツアーやマップを提供し、「活気に満ちた高知文化を発信する」としている。

 来年冬に改装のため休館し、2024年春にリニューアルオープンする。同日、星野佳路代表がオンライン発表会を開き、「都市観光を楽しむ人をターゲットに、高知の魅力や楽しさを味わえる施設にする。事業を引き継いだ後、改装内容を詰める」と述べた。

 「OMO」は同社が旭川市や京都市など全国11カ所で展開するブランド名。5種類あり、7は「街を楽しみ尽くす観光客のためのホテル」をテーマに食事やカフェ、地元ガイドなどフルサービスを提供する。

 来年4月以降、ホテルのレストランや大浴場などはそのまま運営するが、メニューなどサービス内容の変更を検討しているという。約70人いるホテル従業員の雇用は継続する。

 ホテル日航高知旭ロイヤルは1997年、旭食品が旭ロイヤルホテルとして開業。2019年にホテル不動産を星野リゾートの関連会社に22億円で売却し、旭食品が施設を賃借して営業してきた。しかし新型コロナウイルス禍で経営が厳しくなり、ホテル事業を子会社化して全株式を来年4月1日に星野リゾートに譲渡することで合意した。(安岡仁司)

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