2022.10.11 23:22
今冬、寒気で気温低めに ラニーニャ現象継続へ
気象庁は11日、世界的な異常気象の原因とされ、南米沖太平洋の海面水温が低くなる「ラニーニャ現象」が9月も継続したとの監視速報を発表した。昨年秋から続いており、この冬も継続する可能性が高い。列島は寒気の影響を受けやすく、気温は低めになる見通し。
気象庁によると、9月のペルー沖太平洋の監視海域では、平均海面水温が基準値より0・9度低い24・0度だった。太平洋赤道域の西部と中部では貿易風が東から強く吹き付け、暖かい水が監視海域に東進するのを妨げた。東・西日本の高温がラニーニャの影響の特徴に一致していた。