2022.10.10 08:35
身近な天気から防災を 気象庁職員 桃田萌さん(21)高知市―ただ今修業中
「どんな質問にも答えられるようになりたい」と話す桃田萌さん(高知市本町4丁目の高知地方気象台)
机に広げた四国の白地図に、青や黒、オレンジの線が無数に引かれている。
「青線は、3時間前から気圧が上がった地点。太い部分が前線。この図で風向きなどが分かります。先輩方に比べたら、まだまだ正確じゃないですが」
控えめにそう話す手元に、文庫本サイズのメモ帳が開いてある。雲の種類から過去の災害の記録まで、今春入庁して半年で教わったことが小さい文字でびっしりと。
勤務中は肌身離さず持ち歩く「学びの記憶」だ。
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