2022.10.09 18:20
那覇で大綱引き、3年ぶり 世界最大級の伝統行事
那覇市中心部の国道58号で行われた沖縄県の伝統行事「那覇大綱挽」。綱がほどけたため勝負は引き分けとなった=9日午後
世界最大級の大綱を引き合う沖縄県の伝統行事「那覇大綱挽」が9日、那覇市中心部の国道58号で行われた。開始前に綱のほどけた箇所が見つかり、安全のため東西両チームの引き分けが決まったが、新型コロナウイルス禍による中止を経て3年ぶりの開催に、会場は熱気に包まれた。
感染対策として引き手を事前登録制にし、規模も縮小。オフィス街にある久茂地交差点の真ん中に例年より40m短い、全長160mの大綱が準備された。引き分けのアナウンスが流れると、爆竹や指笛が鳴り響き、手踊り「カチャーシー」を舞う参加者もいた。
那覇大綱挽は琉球王国時代に始まったとされ、71年に復活した。