2022.10.09 14:09
「中絶選ぶ権利」に一票を 米首都でデモ、中間選挙の争点
中絶を選ぶ権利など「女性の権利」を訴え、連邦議会議事堂近くでデモする人々=8日、ワシントン(ロイター=共同)
【ワシントン共同】米首都ワシントンなどで8日、人工妊娠中絶の権利擁護を訴えるデモが行われた。中間選挙が1カ月後の11月8日に迫ったことに合わせた行動。保守化した最高裁が6月、中絶を憲法上の権利と認めた約半世紀前の判決を覆し、中絶問題は選挙の重要な争点に浮上した。デモ参加者は「中絶を選ぶ権利がかかっている」と投票を呼びかけて行進した。
中間選挙では当初、記録的なインフレに対する国民の不満を追い風に、保守派の野党共和党による上下両院奪取が有力視されていたが、政権与党の民主党が中絶の権利擁護を掲げ、巻き返した。