2022.10.09 08:28
直七香る季節…うどん、クレープ、カクテルなど16店でフェア 高知県宿毛市
搾汁するため集められた直七(宿毛市の直七生産)
同社には宿毛市を中心に幡多地域の農家約150軒から直七が集まる。三松義高社長(74)によると、今年は2月ごろの寒波の影響で着果率が悪かったそうだが、風味は十分。10月中旬までに約150トンの受け入れを見込み、1日約8トンを機械で搾汁している。
果汁は冷凍して飲食メーカーなどに出荷しており、海外からも引き合いがあるという。三松社長は「まろやかな酸味が特徴で魚料理によく合う。コロナの影響で果汁の在庫過多が続いていたが、今後は売り上げが順調に伸びると思う」と期待を込めた。
また同市内では、飲食16店が直七を使ったうどんやクレープ、カクテルなどのオリジナルメニューを提供するフェアが行われている。31日まで。(坂本出)