コロナ下入国緩和後初、シンガポールから１５０人来高　高知城などツアーを堪能

2022.10.07 08:35

コロナ下入国緩和後初、シンガポールから１５０人来高　高知城などツアーを堪能

高知新聞社

高知城を訪れたシンガポールからの旅行客

　シンガポールの旅行会社が主催したツアー参加者約１５０人が６日、高知城を訪れた。県によると、国が新型コロナウイルスによる入国制限を緩和した６月以降、大規模な海外ツアー客が来たのは初という。

　一行は、３日に関西国際空港入り。１０日まで中四国や近畿地方を巡る。本県は１泊２日の日程で、高知城や仁淀川の人気スポット「にこ淵」（吾川郡いの町）などを訪れ、６日に道後温泉に向かった。

高知城を訪れたシンガポールからの旅行客

　この日、観光バス５台で高知城を訪れた一行は、県職員らから「ウェルカム　トゥー　コウチ！」と歓迎を受け笑顔。写真や動画を撮影しながら天守閣に登り、眼下の街並みに「ワーオ！」と感激していた。

　久々の来日で、高知は初という夫妻は「お城の階段はきつかったけど、景色がとってもきれい。カツオのたたきを食べるのが楽しみ」と喜んでいた。

　県によると、本県を訪れた海外の宿泊客は、コロナ禍前の２０１９年は約９万５千人だったが、２１年は約８５００人。県は海外客の回復に向け、今後も現地でのセールスなどに力を入れるという。（加治屋隆文）

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