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2022.09.28 08:35

虎斑竹EVが山口県へ 6年ぶり高知県外走行 須崎市から3日かけ

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虎斑竹の甲冑を身に着け、竹トラッカーで山口県へ向かう山岸義浩社長(須崎市安和の「竹虎 山岸竹材店」)

虎斑竹の甲冑を身に着け、竹トラッカーで山口県へ向かう山岸義浩社長(須崎市安和の「竹虎 山岸竹材店」)

 須崎市安和の竹材メーカー「竹虎 山岸竹材店」が地元特産の虎斑竹(とらふだけ)を使い製作した電気自動車(EV)「竹トラッカー」が28日、山口県宇部市へ出発する。高知県外走行は6年ぶりで、竹の魅力を発信するイベント会場で展示される。

 EVは虎斑竹の美しさや加工技術をPRしようと2016年に製作。光岡自動車(富山県)の三輪電気自動車(2人乗り)をベースに外装や座席などを竹で覆っている。

 同年に須崎市から横浜市まで約900キロを走破し注目を集めたほか、18年にはメキシコで開催された世界竹会議でも展示された。6時間の充電で走れる距離は40キロ前後で、その後は須崎市内の移動に使ったり見学希望に応じたりしていた。

 今回は宇部市で開催される「バンブーフェスタ」(10月2日~11月27日)に招待され、山岸義浩社長(59)が「竹のことなら協力したい」と自ら乗り付けることにした。高速道路は走れないため国道などを通り、松山市からフェリーで山口県柳井市へ。展示会場の山口宇部空港まで陸路約220キロを3日間で走行する計画だ。

 道中も大いに目立とうと、虎斑竹の甲冑(かっちゅう)姿で運転に臨む山岸社長は「高知にこんな竹があるとPRしたい。難関は愛媛県の三坂峠。安全運転で無事にたどり着きたい」と話している。(富尾和方)

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