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2022.09.27 08:35

高知・大月町の廃校小に現代アート展示、校歌オルゴール・鉛筆がモチーフ

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オルゴールが奏でる校歌に耳を澄ませる来場者(大月町の創作・交流拠点「COSA」)

オルゴールが奏でる校歌に耳を澄ませる来場者(大月町の創作・交流拠点「COSA」)

オルゴール作品や巨大な鉛筆オブジェなどが並ぶ現代美術展示「廃校オルゴールとマララの鉛筆」が、高知県幡多郡大月町の創作・交流拠点「COSA(コーサ)」(小才角)と自遊学校(竜ケ迫)で開かれている。入場無料。

巨大な鉛筆が立ち並ぶ自遊学校(大月町竜ケ迫)

巨大な鉛筆が立ち並ぶ自遊学校(大月町竜ケ迫)

 旧小才角小学校を改修したCOSAには、現代アートを手掛ける谷本研さん(48)=滋賀県=のオルゴール作品「大月町旧小学校校歌十四窓」を展示している。廃校となった町内14小学校の校歌を手巻き式オルゴールで聞いてもらう趣向。各オルゴールそばにはノートが置いてあり、谷本さんは「かつての思い出を書いてもらうことで、奥行きのある作品にしたい」と話している。

 旧小才角小の最後の校長、嶋布滋子さん(76)=宿毛市=は「懐かしい。かつての在校生に聞いてほしい」と喜んでいた。

 17日には校庭に、同町在住の現代アーティスト、野口ちとせさん(62)の作品「マララの鉛筆」を建てるワークショップも開かれた。スギやヒノキ製で、長さ2メートルと3メートルの計9本。参加者が芯に色を付け、色鉛筆風に仕上げた。野口さんは「ランドマークになればうれしい」と期待していた。

 自遊学校にも野口さんの鉛筆アート約60本などが展示されている。

 COSAは10月7日、自遊学校は1日まで。午前10時~午後4時までで無休。(坂本 出)

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