2022.09.26 12:31
財政審議会、予算議論を開始 規律緩みに警鐘、防衛費が焦点
財政制度等審議会の分科会であいさつする鈴木財務相(右)=26日午前、財務省
財務省は26日、財政制度等審議会(財務相の諮問機関)の分科会を開き、2023年度予算編成に対する意見書の取りまとめに向けた議論を始めた。新型コロナウイルスや物価高対策で巨額支出が続く中、財政規律の緩みに警鐘を鳴らし、予算に意見をどう反映させられるかが焦点となる。
分科会終了後に記者会見した増田寛也会長代理(日本郵政社長)は「秋に取りまとめる総合経済対策について(自民党から)30兆円規模という声があるが、国内総生産(GDP)がコロナ以前に回復している中で、過度な財政出動は不要だなどと意見が上がった」と話した。