2024年 04月29日(月)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知新聞PLUSの活用法

2022.09.26 08:35

「持ち技 無数にある」 けん玉師 伊藤佑介さん―これが私の大道芸(1)

SHARE

 10月1、2日に高知市の中心市街地で2年ぶりに「大道芸フェス」が開かれる。出演者のうち、初登場となる5人を紹介する。

 □  □ 

「けん玉以外に続く趣味は一切なかったです」(本人提供)

「けん玉以外に続く趣味は一切なかったです」(本人提供)

 小学校の卒業アルバムには「けん玉を職業にする」と書いた。けん玉師として国内外で活動する伊藤佑介さん(43)=東京都。けん玉のイメージを塗り替えるアクロバティックな技の数々で、観客をとりこにしている。

 兄をまねて、けん玉を始めたのは小学2年の時。「すればするほど上達して。技ができたらうれしくて。自分の人生はこれだな、と」。ちょうど近所にけん玉道場ができ、開設初日に入門した。

 コツコツと腕を磨き、中学時代には体力づくりにとラグビー部に入部。そのかいもあって、大学生時代の2001年には童謡「ウサギとカメ」のリズムに合わせて玉を別皿に乗せ替える技「もしかめ」でギネス記録(連続7時間35分55秒)を樹立。全日本選手権を何度も制すなどし、昨年の東京五輪の閉会式に出演も果たした。

 持ち技は「無数にある」。膝で玉をリフティングしたり、けんを五つ縦に重ねてくるくる回したり。観客の想像の上を行く動きで「子どもたちに、『こんなことができるんだ!』ってびっくりしてもらいたい」。(浜田悠伽)

◆「高知大道芸フェス2022」は10月1、2日に高知市中心街で開催。

高知のニュース 高知市 催事・イベント ひと・人物

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月