2022.09.26 08:35
「持ち技 無数にある」 けん玉師 伊藤佑介さん―これが私の大道芸(1)
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「けん玉以外に続く趣味は一切なかったです」(本人提供)
兄をまねて、けん玉を始めたのは小学2年の時。「すればするほど上達して。技ができたらうれしくて。自分の人生はこれだな、と」。ちょうど近所にけん玉道場ができ、開設初日に入門した。
コツコツと腕を磨き、中学時代には体力づくりにとラグビー部に入部。そのかいもあって、大学生時代の2001年には童謡「ウサギとカメ」のリズムに合わせて玉を別皿に乗せ替える技「もしかめ」でギネス記録(連続7時間35分55秒)を樹立。全日本選手権を何度も制すなどし、昨年の東京五輪の閉会式に出演も果たした。
持ち技は「無数にある」。膝で玉をリフティングしたり、けんを五つ縦に重ねてくるくる回したり。観客の想像の上を行く動きで「子どもたちに、『こんなことができるんだ!』ってびっくりしてもらいたい」。(浜田悠伽)
◆「高知大道芸フェス2022」は10月1、2日に高知市中心街で開催。