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2022.09.23 08:40

つやつや、例年以上の糖度! 高知市針木の新高ナシ収穫解禁  猛暑、台風越え上出来

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台風14号を乗り越えて収穫解禁を迎えた針木の新高ナシ(高知市)

台風14号を乗り越えて収穫解禁を迎えた針木の新高ナシ(高知市)

 高知県内有数の新高ナシ産地である高知市針木地区で22日、「まるはり」ブランドの収穫が解禁された。台風14号の暴風を乗り越え、つやつやと輝く実は例年以上の糖度を示し、針木梨組合(29戸)の生産者はほっと一息。「高温と台風をくぐり抜けたたくましい実。大事にお客さんの元へ届けたい」と笑顔を見せた。

 組合員の石黒文雄さん(38)は就農6年目で初めて大型台風を迎えた。猛暑下で小ぶりな実は、その分甘くなりそうだと期待した直後。急いで一つ一つをビニールひもで編んだ網で包み、枝にくくりつけた。

 翌朝確認すると、落下した実は1割で収まった。「頑張ってくれました。自然相手やき毎年何かは起きる。これも経験」と、黄金に輝く玉を確かめていった。

 組合全体でも、台風による落下と高温による傷みで出荷できそうにない実は2割ほどになりそう。22日に試食会が行われ、今シーズンのまるはりの平均糖度は例年より高い13・5度となり、会場に笑顔が広がった。

 まるはりは週明けから県内量販店に並び、10月中旬ごろまで収穫が続く。(蒲原明佳)

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