2022.09.22 12:13
円急落、24年ぶり145円台 プラザ合意後、下げ幅最大
1万円札と100ドル紙幣(ロイター=共同)
22日の東京外国為替市場で円相場が急落し、日本が金融危機下にあった1998年8月以来、約24年ぶりに一時1ドル=145円台を付けた。大幅利上げを続ける米国と日本との金利差拡大が意識され、資産運用に有利なドルを買う動きが強まった。今年の年初来高値と比べた円の下げ幅は30円を超えた。下落幅は1989年を抜き、日米欧がドル高是正で合意した85年の「プラザ合意」以降で最大となった。
政府と日銀は急激な相場変動は望ましくないとして、為替介入も辞さない姿勢を示し、市場への警戒感を強めている。
午前10時現在は前日比66銭円安ドル高の1ドル=144円40~43銭。