2022.09.20 16:44
海の“厄介者”すしネタに くら寿司、キャベツで養殖
くら寿司が提供する、キャベツを与えて養殖した「ニザダイ」のすし
大手回転ずしチェーンのくら寿司が、キャベツを与えて養殖した「ニザダイ」のすしを商品化し、数量限定で提供を始めた。ニザダイは身に臭みがありネタとして使いづらい上、海藻を食べて海中を荒らす“厄介者”として扱われてきた。キャベツを餌に使うことでさっぱりとした味わいになり、商品化が実現した。
ニザダイは、西日本の定置網漁で取れることが多いが、これまでは市場に出ても値が付かなかった。海藻を主食とするため、魚の産卵や成長に必要な海藻が消失する「磯焼け」の一因とされ、駆除対象にもなっていた。
商品名は「キャベツニザダイ」で価格は220円。約14万皿限定で提供している。