2022.09.20 08:40
新高ナシ「糖度十分」 高知県佐川町黒岩 食味会でバイヤーら高評価
今年の新高ナシの出来栄えを確かめた食味会(佐川町黒原の集落活動センターくろいわ)
同地区では農家18戸でつくる黒岩梨出荷組合が、計約15ヘクタールで栽培している。同組合によると、今年は雨が少なく日照時間が長かったことで順調に生育し、大玉で見た目もきれいなナシがそろっている。
17日、同地区の集落活動センターくろいわに各農家が新高ナシを2個ずつ持ちより、大きさや糖度、固さなどを計測。市場関係者やスーパーのバイヤーが真剣な表情で味を確認していた。
同組合の宮崎祐二組合長(59)は「(出荷前の)今の時期としては糖度などは十分。今年は特にいい」と太鼓判を押し、「これから涼しくなって昼夜の寒暖差がでてくれば、さらに風味が増してくる」と期待していた。
黒岩地区のナシの収穫は9月下旬ごろに始まり、10月末ごろまで続く。(楠瀬健太)