2022.09.20 08:39
ウツボ愛あふれる料理人 高知市の町戸太さん、フルコース探究 若手指南し出張調理も
「うつぼ料理研究所」代表の町戸太さん。「ヘビみたいやろ。食べてもろうたら分かるき」(写真はいずれも高知市内)
夏場に、フルコース10品をいただいた。
オクラのスープを入れたシャンパングラスでクニュクニュした皮が泳ぐ「すり流し」、カツオの酒盗に漬けてうまみを引き出した切り身の一日干し、ゆでた皮を甘酢とあえてキンと冷やした「氷なます」…。
身は1週間熟成させて使っており、淡い桃色のお造りは歯ごたえしっかり、火を通したたたきはもっちり。骨でだしを取り、内臓はペーストにと「捨てるところがない。熟成したらこればあ味の変わる魚も珍しい」。
ウツボのフルコースの一部。煮こごり、氷なます、熟成ウツボのお造りが並ぶ