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2022.09.20 08:39

ウツボ愛あふれる料理人 高知市の町戸太さん、フルコース探究 若手指南し出張調理も

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「うつぼ料理研究所」代表の町戸太さん。「ヘビみたいやろ。食べてもろうたら分かるき」(写真はいずれも高知市内)

「うつぼ料理研究所」代表の町戸太さん。「ヘビみたいやろ。食べてもろうたら分かるき」(写真はいずれも高知市内)

 「うつぼ料理研究所」代表を名乗る料理人が県内にいる。「海のギャング」の食材としての奥行きを極めようと活動する町戸太さん(61)=高知市。日中は食品加工会社でひたすらウツボをさばき、声が掛かれば、淡泊な味わいを和洋中のフルコースにして振る舞う。「カツオと並んで、高知のメインを張れる魚やき」―。ウツボ愛が止まらない。

 夏場に、フルコース10品をいただいた。

 オクラのスープを入れたシャンパングラスでクニュクニュした皮が泳ぐ「すり流し」、カツオの酒盗に漬けてうまみを引き出した切り身の一日干し、ゆでた皮を甘酢とあえてキンと冷やした「氷なます」…。

 身は1週間熟成させて使っており、淡い桃色のお造りは歯ごたえしっかり、火を通したたたきはもっちり。骨でだしを取り、内臓はペーストにと「捨てるところがない。熟成したらこればあ味の変わる魚も珍しい」。

ウツボのフルコースの一部。煮こごり、氷なます、熟成ウツボのお造りが並ぶ

ウツボのフルコースの一部。煮こごり、氷なます、熟成ウツボのお造りが並ぶ

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