2022.09.10 05:55
洪水でモヘンジョダロの壁損壊 パキスタン世界遺産、国連支援
パキスタン南部にある世界遺産モヘンジョダロの大浴場跡と仏塔(ストゥーパ)=2017年(共同)
【イスラマバード共同】パキスタン南部シンド州にある世界遺産モヘンジョダロ遺跡で、豪雨によりストゥーパ(仏塔)周辺の壁の一部が損壊しているのが9日までに見つかった。地元メディアが報じた。別の世界遺産も被害を受けており、ユネスコは修復に35万ドルを充てると発表した。
モヘンジョダロは世界四大文明の一つ、インダス文明最大級の都市遺跡。れんが造りの建造物が立ち並んでいる。豪雨で壁が部分的に崩れ、修復作業が進められている。紀元後2~3世紀ごろに建てられたストゥーパは無事だった。
ユネスコによると、シンド州にある別の世界遺産「タッタの文化財」も被害を受けた。