2022.09.09 17:27
1票格差、那覇は11月2日判決 7月参院選、即日結審
「1票の格差」訴訟の第1回口頭弁論を終え、記者会見する原告の斎藤祐介弁護士=9日午後、沖縄県庁
「1票の格差」が是正されないまま実施された7月の参院選は憲法違反だとして、沖縄県の有権者が選挙無効を求めた訴訟の第1回口頭弁論が9日、福岡高裁那覇支部(谷口豊裁判長)で開かれ、即日結審した。判決は11月2日。
弁護士グループが全国14の高裁・高裁支部に起こした訴訟の一つ。原告の斎藤祐介弁護士は「(合区で格差を減らせば)与党の議席数が減るから、格差が放置されている」と訴え、被告の県選挙管理委員会側は「(格差は)選挙制度を決める絶対基準ではない」と請求棄却を求めた。
沖縄選挙区の議員1人当たりの有権者数(参院選当日)は、最少の福井選挙区の1・85倍だった。