2022.09.09 12:46
処理水でIAEA再来日へ 11月、安全性検証
東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出を巡り、経済産業省は9日、安全性を検証する国際原子力機関(IAEA)の調査団が11月14~18日に来日すると発表した。2月に続き2回目。国内外に放出反対の声がある中、信頼性と透明性を向上させる狙い。
第1原発で設備の工事状況を調査し、東電が改訂した放射線影響評価について経産省や東電と意見交換する見通し。
調査団は、IAEA幹部や放出に反対する中国や韓国などの専門家で構成。4月に公表した初回調査の報告書では、放出設備の設計は「的確に予防措置を講じている」などと評価した。