2022.09.09 10:42
飲酒検査義務、開始延期を決定 白ナンバー事業者、検知器不足で
警察庁は9日、「白ナンバー」の車を使う事業者に義務付ける飲酒検査の開始時期を、予定していた10月から延期することを正式決定した。検査で使用するアルコール検知器が世界的な半導体不足などで供給不足となっており、延期を求める声が出ていた。検知器が市場に流通する見通しが立たないため延期する期間は未定。
警察庁は7月に延期の方針を示し、7、8月にパブリックコメント(意見公募)を実施。187件の意見が寄せられ「検知器が品薄で入手困難なため、延期は賛成」などの声があった。
義務化の対象は、白ナンバーの車を5台以上か、定員11人以上の車を1台以上使う事業者。