2024年 05月12日(日)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知新聞PLUSの活用法

2022.09.08 16:17

膨大な水、プレート滑らせる 東日本大震災の大津波

SHARE

 2011年3月11日、東日本大震災の津波にのみ込まれる宮城県岩沼市の沿岸

 2011年の東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)は、発生前にプレート境界に膨大な水が入って滑りやすくなっていたためマグニチュード(M)9の巨大地震となり、大津波が生じた可能性が高いとする調査結果を、朴進午・東京大准教授(海洋地球物理学)らが8日までにまとめた。海洋研究開発機構が震災2カ月後に集めた三陸沖の地下データを解析した。


 プレート境界の浅い領域の水圧は最大で140メガパスカルと80%ほど高く、プレート同士が固着する(くっつく)力を半減させていた。地震で海底が大きくずれ、大津波が起きたとみられる。


 朴さんによると、観測データから確認したのは初という。

(c)KYODONEWS

国内・国際 N主要 N科学・環境

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月