2022.09.07 10:50
留学生のベルト、鎖で拘束 福岡、日本語学校認定抹消
西日本国際教育学院に入る留学生とみられる人たち=7日午前、福岡市
出入国在留管理庁は7日、福岡市南区の日本語学校「西日本国際教育学院」に在籍していたベトナム人留学生の20代男性に対し、職員が、自分のベルトと男性のベルトを金属製の鎖や南京錠で結び、数時間拘束するなどの人権侵害があったとして、同校を日本語学校として認めている告示を抹消した。5年間、新たに留学生を受け入れられなくなる。
入管庁によると、告示の抹消は、2016年に細かな基準を定めて以降初めて。同校には約630人の留学生がおり、入管庁は他の学校への転籍を促す方針。
拘束された男性は転校を希望し、学校側とトラブルになっていたという。