2022.09.06 18:32
青森県むつ市の核燃料課税に同意 総務相「事業者理解得る努力を」
寺田稔総務相は6日、青森県むつ市の新税創設に同意した。原発の使用済み核燃料の中間貯蔵施設を同市で運営する「リサイクル燃料貯蔵」(RFS)に対し、貯蔵量に応じて課税する。寺田氏は宮下宗一郎市長に文書を送付。RFSが課税に難色を示しているのを踏まえ「理解を得る努力を続けてほしい」と要請した。
新税は法定外普通税で自主財源確保が狙い。中間貯蔵施設は2023年度の事業開始を予定しており、貯蔵する使用済み核燃料1キロ当たり年620円を徴収する。市によると核燃料は12トン入る容器で貯蔵され、初年度は年間744万円の収入が見込まれる。課税開始は23年度を目指している。