2022.09.05 16:16
PCB、無害化処理が終了 残りかすを福島へ搬出
東京電力福島第1原発周辺で保管されていた人体に有害な高濃度のポリ塩化ビフェニール(PCB)を含む廃棄物について、環境省は5日、北海道室蘭市で無害化処理を終え、処理後の金属や油などを福島県内の仮置き場に向け全て搬出した。
処理は8月16日に開始。残りかすは順次、福島県へ戻すことになっており、5日午前に最後となる6回目の搬出が行われた。
今回処理されたのはコンデンサーや照明器具の安定器など1547台。安全のため空間線量率を定期的に測定しながら処理を進めた。