2022.09.05 07:50
恐竜足跡、ゴビ砂漠で1000個 歩き方解明へ一歩、岡山理大
モンゴルのゴビ砂漠で見つかった、ティタノサウルス類のものとみられる足跡の化石が連なった「行跡」(岡山理科大―モンゴル共同調査隊提供)
岡山理科大(岡山市北区)などがモンゴルのゴビ砂漠を調査し、恐竜の足跡の化石を千個以上、発見したことが分かった。足跡が連なった「行跡」は23本見つかり、長いもので30メートルほど続いているという。恐竜の歩き方や歩く姿勢の解明につながる成果だとしている。
調査は、岡山理科大恐竜学博物館の石垣忍館長(古生物学)らの調査隊がモンゴルの研究所と共同で6月、ゴビ砂漠の南東部や中央部で実施。石垣館長によると、見つかった足跡や行跡は約7千万年前~9千万年前の白亜紀末期のものとみられ、体長6~25メートルほどの植物食恐竜「ティタノサウルス類」などが残したものと推定される。